夢中になれるもの、打ち込める時を持っている人は幸せだと、常々思っています。そして、「一生懸命」が才能を伸ばすものだととても感じます。教えもしないのに赤ちゃんが一生懸命はいはいしたり立ち上がろうとしている姿、子供達が一生懸命、足のポジションに挑戦している姿は感動されられるものがあります。だが、幼い時には素直に一生懸命の気持ちを表していた子供達が成長するにつれていつの間にか一生懸命を照れたり、気恥ずかしく思って素直に表せなくなっていくようにみえるのです。一生懸命（一所懸命とも書き）は、ものごとを命がけですること…とあります。これは、ものごとを精一杯の気持ちでやりなさいということであるので、恥ずかしいことでも決まり悪いことでもありません。学園生の皆さんはどうぞ自信を持って一生懸命に日々のレッスンに臨んでほしいと思います。それは毎年の発表会の舞台に生かされ、次の成長に必ずつながって、皆さんの才能を伸ばしてくれることと思います。